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イタリアワインのブドウ品種 Vino Italiano
イタリアワインの代表的なブドウ品種を赤ワイン、白ワインに分けてご紹介。
ブドウ品種によって、色、香り、味わいが変わるので、それぞれのブドウの特徴をつかんでみよう。

赤ワインのネッビオーロ、サンジョベーゼ、白ワインのモスカート、トレッビアーノはイタリアワインを語る上でかかせない。
この他にも、フランスワイン品種のカベルネ・ソーヴィニョンやメルローなども多く植えられるようになった。フランスワインと比べてみるのもおもしろい。
いろいろなブドウにチャレンジしてみよう。
<赤ワイン用のブドウ> Rosso <白ワイン用のブドウ> Bianco
●ネッビオーロ ●モスカート(マスカット)
( Nebbiolo ) ( Moscato )
ピエモンテ州の最高級品種で、ピエモンテ州以外でも 良質のワインの原料となっている。 ネッビオーロ種にはランピア、ミケ、ロゼ、ボッラの四種が あるが、そのうちのランビア種が最も生産量が多く、栽培量も多い。 ミケは生産量こそ少ない ものの、品質が高いことで知られている。他の二種類は現在ほとんど栽培されていない。 ワインにすると、ガーネット色で熟成につれオレンジ色を帯びてくる。強いエーテルの香りと すみれの香りも含む。アルコール、酸、タンニンともに多く、長期の熟成にたえるワインとなる。
イタリア全土で栽培され、このブドウから作られるワインの 数はイタリア内で最も多い。その種類も多く、主なものはモスカート・ビアンコ、モスカート・ジャッロ、 モスカート・ローザである。特徴としては、各種ともマスカットやバラを思わせる芳香を持つ。 ジャッロやローザのほとんどは甘口ワインにされる。
●サンジョベーゼ ●トレッビアーノ
( Sangiovese ) ( Trebbiano )
キャンティに使用されるブドウ品種。赤ワイン用としてイタリア国内の ほとんどの州で生産されていることからも最も普及しているブドウの一種である。 近年においてはアメリカは カリフォルニアをはじめ世界各地でも栽培されるようになり、文字通りイタリアを代表する品種といっても いいだろう。 単醸ワインにすると、濃いルビー色でタンニンを感じ、厚みがありバランスが良い。 若い時には独特のすみれの香りや果実の香りがあり、熟成すると酸味が弱まりエーテルの香りが強くなる。 このサンジョベーゼに対し、サンジョベーゼ・グロッソと呼ばれる品種は、品種改良にいよって生まれた 品種で、イタリアの高級ワインとして名高いブルネッロ・ディ・モンタルチーノ等の長期熟成ワインの 原料となる。
フランスではユニ・ブランといわれる品種で、イタリア全土で広く 栽培されている。トレッビアーノ・トスカーナ種は、混醸して辛口の白ワインとして使われる。麦わら色で 独特のワインらしさに溢れた香りがありさっぱりとした辛口のワインになる。トレッビアーノ・ロマニョーロ種の ワインは、金色がかった黄色で、ブドウや果実の香りがする辛口になり、繊細な味を持つ。その他、 ヴェルモットやウイスキーの原料となったり、バルサミコ酢の原料としても使われる。トレッビアーノ・ジャッロ種 は、薄い黄色でワイン香があり、わずかに甘みを感じるワインになる。
●バルべーラ ●マルヴァジア
( Barbera ) ( Malvasia )
ピエモンテ州とロンバルディア州で多く栽培される。栽培地によって その品質が大きく変わるために日常ワインから上級ワインまでクラスの違ったワインができる。鮮やか なルビー色でスミレの香りを持つ。 酸味があり、タンニンが多いため刺激的で素朴な味わいのワインとなる。
イタリア全土で栽培され、種類も多く、主なものは、マルヴァジア、 マルヴァジア・デル・キャンティ、マルヴァジア・ビアンコ・ディ・カンディア。栽培地によって全く異なった 風味の持つワインになるため、味を確定することは難しい。石灰質の丘陵地帯でとれたものは、黄色がかった 麦わら色でアルコール度が高くアロマティックでアンズか桃の香りのある甘口ワインである。平野部のマルヴァシア は、緑色がかった麦わら色で、アルコール度が低くレモン香があり、飲みやすいワインとなる。 ビアンコはモスカートに近いといわれ、風味としてはマスカットの芳香を持ち甘みが強い。
●ドルチェット ●ガルガネガ
( Dolcetto ) ( Garganega )
ルビー色が若々しく、果実の香りがありベースに苦みを含みながら適度な厚みのコクを持つワインになる。 一般的には若いうちに飲まれるワインだが、作り方によっては熟成にもたえられる。
ソアヴェに使用されるブドウ品種。ヴェネト州で多く栽培されている。 黄色がかった麦わら色のワインになるが、緑がかったものもある。アルコール分が少なく、新鮮でアロマがあり、 アーモンドやチェリーの香りを持つソフトな味わいのワインとなる。
●ピノ・ネロ ●ピノ・ビアンコ、ピノ・グリージョ
( Pinot Nero ) ( Piot Bianco, Piot Grigio )
ピノ・ノワールのイタリア語名。赤ワインとして醸造される場合は熟成用として長い時間をかけて発酵させる。 酸度が高いためオークの小樽で熟成されることが多い。ややタールを思わせる香りと焼きリンゴ、トリュフのような風味があるワインになり、 10年から20年の熟成にたえるワインとなっている。一方、白ワイン用はシャルドネ種とあわせてスプマンテの原料とされる。
いずれも北イタリアの各州で栽培されている。ピノ・ビアンコ種は、酸味があり、 アルコールが高いため長期熟成にも向く。緑がかった麦わら色で花やフルーツの香りがある。熟成すると金色を帯び、 アーモンドの香りのワインになる。ピノ・グリージョ種は、長期の熟成には向かず、フルーティーで干し草やクルミの 外皮の香りを持つワインになる。
●グリニョリーノ ●ヴェルディッキオ
( Grignolino ) ( Verdicchio )
主にピエモンテ州で栽培されているブドウ品種で、明るいルビー色で少し苦味のあるワインになる。 ピエモンテの中でも一部の土地でしか栽培されていないが、歴史のあるブドウ品種である。
ヴェルディッキオ・ヴェルデ種は、柑橘系の風味があり、緑がかった黄色で新鮮なりんごや梨の香りがある。ヴェルディッキオ・ジャッロ種は、金色で軽い中にも蜂蜜のようなコクがあり、アカシアの花の香りをもち、甘口のデザートワインになる。ヴェルディッキオ・トレヴィジャーノ種は、 黄色がかった麦わら色で、フルーティーで繊細だがわずかにタンニンの感じる辛口のワインとなる。
最後にエチケットラベルの読み方をマスターしよう →